アダルトチルドレン
今回はプログラミングとは全く関係ないのだが、私自身の幼少期について、話そうと思う。
今思えば、恵まれた家庭で育ったと、胸を張って言えないのかもしれない。
家庭内では、父と母が大声を出しながら喧嘩するのが日常で、そんな時は目立たないように兄と共用の部屋に逃げ込んでいた気がする。
「好きな色は何?」と言われても、明確な答えが無く、兄が迷いなく「緑が好き」と答える姿に、没個性、焦り、無価値感を感じる。
そうして、そんな色好きでも惹かれてもいないのに、「黄色」と答える。兄と識別するための色が「黄色」になる。好きではないので愛着が沸かない。
小学二年生の頃に野球を始めた。それは「兄がやっていたから」と、ただそれだけだったと思う。明確な理由は覚えていない。
高校1年生まで続けた野球を、「好き?」と聞かれても、自信を持って「好きだ」とは言えない。ただ無心に続けていた。
それでも、小学生の頃は4年生からエースピッチャーだったし、数多いチームの中でも優勝も何度もしたのだ。それなのに、「好き」とは言えない。
話が脱線してしまったが、もしかしたら十分な愛情を受けて育たなかったのかもしれない。
小学生、中学生の頃は家が落ち着かず、外でばかり遊んでいた。暗い団地の一階で、タバコ臭い環境で育ったのだ。
悪いこと、今思えばそれは悪いことなのか、何をしてしまったのかすら思い出せないが、いつも怒られていた記憶がある。褒められた記憶は殆どない。
兄からも暴力を受け、父からも暴力を受け、母からも暴力を受け、気がつけば心の拠り所がなくなっていたのかもしれない。それでも、「普通の家庭で過ごしている」と無意識化で認知していた。
「家庭内のことは口に出すな」と父から躾けられ、欲しいゲームは買ってもらえず、服はお下がりと、個性からは程遠い幼少期を過ごした気がする。
そんな中、自分が選択した自分自身の性格は、「おちゃらけ」だった。ホントバカバカしいのだが、おちゃらけている時は、心の底から明るく振る舞えた。楽しかった。心の鬱憤が晴れるようだった。それまでは心は暗く、淀んでいたのに、パァっと晴れるようだった。周囲もそれに応えてくれる。自分を見てくれる。家庭だと、自分は序列の一番下。次男だからだ。読みもしない新聞を取りに生かされるのも、決まって自分。自分が飲むわけでもないビールを取りに生かされるのも、決まって自分。「嫌だ」と言うと、叱られていた記憶が薄っすらと残っている。
ただ、そうして「おちゃらけ」を演じている間だけは、自由に振る舞えた。そうして現在も、辛い時はおちゃらけているのだが、それはアダルトチルドレンの特徴らしい。
アダルトチルドレンの特徴は以下の通り。
1
自分の考えや行動が「これでいい」との確信が持てない
2
物事を最初から最後までやり遂げることが困難
3
本当のことをいったほうが楽なときでも嘘をつく
4
自分に情け容赦なく批判を下す
5
楽しむことがなかなかできない
6
まじめすぎる
7
親密な関係を持つことが大変難しい
8
自分には、コントロールできないと思われる変化に過剰反応する
9
常に、他人からの肯定や受け入れを求めている
10
自分は、人とは違うといつも感じている
11
常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである
12
過剰に忠実である
13
衝動的である。他の行動が可能であると考えずに1つのことに自らを閉じ込める
参照:
http://www.yamanashi.med.or.jp/tsuru/onepoint/onepoint17.htm
全ての傾向が私に当てはまっている。勿論、こんな少ない項目で判断することなんてできないし、その時々の精神状況で選ぶ項目も変わってくるんだろうと思う。
それでも、全ての傾向が当てはまっているのだ。
全てが家庭のせいだとは言えない。自分が至らなかったことは多々ある。
それでも今の生き辛さをどうにかしたいのだ。
中途半端かもしれないが、今回はここで投稿を止める。
ここまで目を通していただき、ありがとうございます。